1st Ticket

Not for theatergoers

STAGE

NEWシネマ歌舞伎「三人吉三」&ナショナル・シアター・ライブ「スカイライト」/映画館で舞台見る=チケット約80%OFF!!

チケットぴあやイープラスで『ライブビューイング』をお気に入り登録していると、アイドルのLIVEやアニメ系(2.5次元)舞台などのお知らせがバンバンとんできます。 チケット取れなかったコアファンや地方ファンにとってはリベンジのチャンスだし、「一回観…

こまつ座「戯作者銘々伝」/井上ひさし×東憲司、第二弾ノゾム!

こまつ座「戯作者銘々伝」 <a href="http://www.komatsuza.co.jp/program/#more189" data-mce-href="http://www.komatsuza.co.jp/program/#more189">公演情報|こまつ座</a> 6月14日まで。 これ、めちゃめちゃ面白かったよ!! 井上ひさしさんの小説原作で、劇団桟敷童子の東憲司さんが作・演出。桟敷童子といえば、十中八九、滝のように水が降ってくるので まさか新宿高島屋7階の劇場…

ままごと「わが星」/人の声とからだでつくる、宇宙の絵本

ままごと「わが星」 わが星 * ままごと 6月14日まで。私が言うまでもなくですが…おもしろい。 目の裏で聴く、心臓で見る、人の声とからだでできた宇宙の絵本。 4拍子で人生ぐるぐる回る。HAPPY BIRTHDAY TO ME!! 死んでく私が、 見ている私が、 生まれる私…

岩井秀人×快快「再生」/死んだあと生まれる直前の30分

「再生」は、同じ30分のシーンを、3回繰り返す演劇だ。 (公式サイトで作者・多田淳之介さんも明言してるから言っちゃう) 初演は東京デスロック2006年、私は再演の2011年ver「再/生」を横浜のSTスポットで観た。 せりふはほぼなく、ひたすら大音量のJPOP…

菊池亜希子ムック「マッシュ」vol.2/秋よこい

今年ももう秋ですね… 5月なんですが、AWのアパレル展示会が立て続けに身近であったので、そんな錯覚に陥りがちです。 (おでかけ系インドア派な自分にはカゲのうすい夏休みよ。) ファッション誌はたまに衝動買いして、読んだらすぐに処分してしまうのです…

【舞台の見方】#1 目次(仮)

一年半前の記事でも書きましたが↓ &amp;lt;a href="http://firstticket.hateblo.jp/entry/weeknessofstages" data-mce-href="http://firstticket.hateblo.jp/entry/weeknessofstages"&amp;gt;舞台の弱み「期待とのギャップが起きやすい」 - 1st Ticket&amp;l…

【運営者プロフィール】#2 理念

演劇の観客を増やしたいと思っています。 さらに私は「演劇を観たことのない人に、適切にオススメする」プロでありたいと思っています。 大学時代はアートマネジメントを勉強したり、劇団で役者をしたり、劇場でアルバイトしたり舞台フェスティバルに関わっ…

イキウメ「聖地X」/ノーリスクハイリターン。貴重な小劇場プロフェッショナル

イキウメ『聖地X』@シアタートラム観ました。 イキウメ 『聖地 X』 | 世田谷パブリックシアター/シアタートラム イキウメはいつ観ても面白いから、逆にいつでもいっかって思って見逃すこともあるくらい、安定して面白い劇団。たいへん演劇初心者にオススメ!…

現代演劇ポスター展/今年のGWはヒカリエがオススメ

もう日付変わって今日からですけれども。5/1(金)~ 5/6(水)まで、ヒカリエホールで『現代演劇ポスター展』があります。 演劇ポスター2万点(!)を所蔵するポスターハリス・カンパニーのコレクションから、約300点(!)を展示。 こちらは、1日18…

劇団チョコレートケーキ「追憶のアリラン」/差別感情は矛盾している

劇団チョコレートケーキ - といえば、2014年読売演劇大賞にて優秀演出家賞などを突然受賞し注目を集めた若手劇団で、またそのファニーなネーミングとは裏腹に、歴史的・政治的なテーマを扱う超・硬派な作風が特徴…という認識でいたが、観たのは今回の『追憶…

「Being at home with Claude ―クロードと一緒に―」

今日明日は『Being at home with Claude ―クロードと一緒に―』のお手伝いで地元・三軒茶屋のシアタートラムへ。 公式サイトはこちら。 Being at home with Claude -クロードと一緒に- 昨年の好評をへてさっそくの再演、今回は私は関わっておらず、知らないう…

羽田劇場

羽田空港のロビーでさまざまなパフォーマンスが無料で観られる『羽田劇場』なるイベントが開催されるようですよ。 4/18(土)~4/24(金)まで、14時~17時の間で3回公演予定。詳しいタイムテーブルはないようで、ゲリラ・モブっぽく始まるのかな? 公式サ…

「デスノート The Musical」/小池徹平さんasLの“地味だけど実は凄い”あるアクト

『デスノート The Musical』これから観る人と観ない人に小池徹平さんasLの“地味だけど実は凄い”あるアクトをご紹介します。 彼は舞台にいる40%くらいの時間、基本姿勢の『L座り』(図1)か『L立ち』(図4)なんですが、あるナンバー中に「盆(回るス…

造形美と機能美と、もう一つの美意識

キレイな情景を見ると、なぜ泣きたくなるのか。 でもとても美しいものであっても、時に全く心が動かないのも、なぜか? というような疑問が浮かんで何度か考えたことがある。美意識と感動の関係。 まず、美しさには「造形美」と「機能美」があると思っていた…

残酷表現・性描写をナマで観ること

※これまで見た作品の残酷表現について一部触れていますのでご注意下さい。 舞台ってR指定がなくてもグロかったりエロかったりすることが、ものすごくある。私は15才~18才まで大阪&神戸で、18才以降は東京で観劇するようになったので、上京直後はも…

なぜ、演劇がほしくなるのか?

以前、ある劇団のtwitterで「なぜ演劇を観るのですか」とお客さんにアンケートしたことがある。色々集まったけど根本的には似ていて、大きく分けるとこの三つだった。 【1】ライブならではの臨場感ある演技・演出が観たいから【2】好きな俳優に近い距離で…

「世界で一番美しい劇場」

この本の製作に関わった全ての方にハグして感謝を伝えたい。 私、この本を待っていたよ。 54の世界屈指の劇場を上から下から外から内から、もう全部めまいがする。 特にこのあたり生で観たくてたまらない。うー、死ぬまでに! オスロ・オペラハウス(ノル…

無隣館若手自主企画 vol.9 キムラ企画 「あっち無為て本意」

無隣館若手自主企画 vol.9 キムラ企画『あっち無為て本意』 『あっち無為て本意』|公演案内|青年団公式ホームページ 大学の後輩の木村くんの作品。待ちに待ったアジアンリゾートへの旅行、そのホテルの一室で、カップラーメンを食べながら彼を待っている彼…

「ALL APOLOGIES」

今日14時の回と19時の回がまだありますが、主宰者の意図を組んで全部ネタバレするね!笑『ALL APOLOGIES』→akumanoshirushi 通常料金6000円→スマホかデジカメ持参で4000円引き!→罵声割(イイ罵声とばした人TOP5)は1500円引き!→実質500円wという超くだら…

テアトル・ド・アナール「トーキョー・スラム・エンジェルス」

事件に触発されて芸術が生まれることはよくある。しかし逆に「芸術に追いつくように、事件が起きる」瞬間に立ち会うことは、そう無い。私はこれまでに二回経験した。一度めは、NODA・MAP『エッグ』。2012年9月に観劇。来年2月に再演されるので、あまり核心に…

青山円形劇場

青山円形劇場は来年3月に閉館予定。まだ行ったことのない方、ぜひぜひ来て頂きたい…!私はお芝居が開演する瞬間がとても好きですが、円形劇場は「お客さんの顔が見えなくなるのが見える」という、なかなか不思議な体験ができるのでさらに好きです。あとなぜ…

イデビアン・クルー「図案」/齋藤茂男さんの照明を観ないうちに死なないで下さい

イデビアン・クルー『図案』 (↑公式サイトに舞台写真あり!) 最高でした。天才です。ダンスを語る言葉の足りない自分がもどかしい。これまで見たものと比べると、抽象的だしコミックな感じは抑えめ、その分フォーメーションの整った群舞が多くて(井手さん…

演劇制作者が勉強すること

若手の演劇制作者が「劇場を主体とした文化発信」とか「文化政策の現況」とかの大事を勉強する時間の、例えば半分を、WEBデザインとプロモーションの勉強の時間にあてれば、もうちょっと業界としての経済ポテンシャルはあげられるんじゃないだろうか。4年間…

葛河思潮社「背信」/ゲネプロが好きです

ゲネプロ見ます。本番を観るのも好きだけど、ゲネプロ(最終リハーサル)はもっと好き。というのも、私はお客さんの入っている本番だと、自分が関わってるか否かに関わらず、意識が2~3割くらい客席に向いてしまうのですね。演劇の制作というよりも、広告をか…

ナショナル・シアター・ライヴ2014 『リア王』

周りにイギリス演劇ファンが多いのだけど、本場の作品を見たことなかったので、これ行ってみた。ナショナル・シアター・ライヴ2014 『リア王』 「ナショナル・シアター・ライヴ2015」 OFFICIAL SITE それでも『リア王』なら、確か演出違いで4本めくらい…

観客のプライド

(超長文。最近感じてたことを整理) 人によって「インプット」に最適な形式は違う、というのは最近知った話です。字で読むより声で聞いたほうが理解が早い(文字<音声)、声で説明されるより図で見たほうが早い(音声<画像)というような。自分にとって一番わかり…

日生劇場

いるだけで目眩がする劇場。深海というか、洞窟の中か、崖っぷちに立ってるようでもある。イタリアのコロッセオをなぜか思い出す。どこも平行ではなくて不安定なのに、包容力がある。いっそ住むか、こういう墓になら入りたいなぁ。 ルヴォー演出『昔の日々』…

パルコ・プロデュース「国民の映画」

パルコ・プロデュース「国民の映画」観てきました。 国民の映画『なんだか三谷さんぽくない』と思ったのは、さまざまなエピソードがパズルがはまるようにエンディングに向かって大団円、というウェルメイド感がなかったことと、主人公が心から客に好かれはし…

文化庁メディア芸術祭

文化庁メディア芸術祭見てきました。 アニメーション部門が際立って良い。アナログ/デジタルのあらゆる技術の結集、総合芸術ですね。 「Airy me」が美しかった。「サカサマのパテマ」も時間が合えば上映に行きたいな。 一番印象的だったのは“武器”とある人と…

舞台の弱み「期待とのギャップが起きやすい」

2013年、ちょうど60本舞台を観た。(演劇+ミュージカル+ダンス+落語)あまり我慢しないで色々行ったし、面白い作品ばかり観た気がするし、ぜいたくな一年だったなぁ…と思って観劇リストを振り返ってみたところ。正直、イマイチだなぁと思ったものも結構あっ…