1st Ticket

Not for theatergoers

「みんなのアムステルダム美術館へ」

これは、アタリ!
後悔させませんので行ってください。
「みんなのアムステルダム国立美術館へ」
まず美術館をぶっ壊すシーンから始まって、
施工フェチの私テンションあがるあがる!
国立美術館リニューアルの裏側を追う”ってカタいかと思ったら、事故る事故る!w
ドキュメンタリーでこれほどハラハラニヤニヤ見たことはないと思う。
ラストで思わず拍手しそうになっちゃった。誰もが思う、「オープンおめでとう!」と。
壁越しの足元の影から、壁をのぼって、天井から絵画修復作業をのぞく視点とか。
日本の山奥から来た仁王像をむかえる時、山の鳥のさえずりがうすく聞こえたりとか。
オークション会場と美術館で電話する二人をそれぞれ撮って、ナチュラルな会話の流れに見せたりとか。
…予算がすげーな、とも思ったけど、
テンポと立体感。ドラマっぽさの足し方が絶妙だった。
(監督の本業はTVドキュメンタリー、元・舞台監督でもあるというので納得)
そして、国家の威信をかけた事業を題材に、組織のトラブルにも個人の感情にも入り込んで記録しながら、
この10年を100分のドタバタストーリーにした編集力と度胸がアツイわ!
絶対オランダ行こう!『夜警』見たい。
(ちなみにですけどタイトルは『アムステルダム国立美術館は、まだ開かない』のほうが良かったと思うの)

映画 『みんなのアムステルダム国立美術館へ』公式サイト