1st Ticket

Not for theatergoers

観劇リスト2019

*千秋楽が早い(早く終わる)順。

*「観劇」っぽいもの限定。舞台っぽいイベントやライヴ・ビューイングも含むかも含まないかも。

 

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  【観るつもり一覧】

 

DULL-COLORED POP「福島3部作・一挙上演」

2019年8月8日〜8月28日 @東京芸術劇場・シアターイースト 他



 

「シアター・オリンピックス」

2019年8月23日〜9月23日 @富山県利賀芸術公園 他



 

PARCO「怪人と探偵」

2019年9月14日〜9月29日 @KAAT神奈川芸術劇場・ホール



 

劇団☆新感線「偽義経冥界歌」

2019年3月8日〜3月21日 @大阪・フェスティバルホール 他

※東京公演は2020年2月予定


 


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【観てきた一覧】

 

[22] DULL-COLORED POP「福島3部作・第二部『1986年:メビウスの輪』」@東京芸術劇場・シアターイース

[21] 燐光群熱海殺人事件 VS. 売春捜査官」@ザ・スズナリ

[20] イデビアン・クルー「幻想振動」@東京芸術劇場・シアターイース

[19] 「エダニク」@浅草九劇

[18] 世田谷パブリックシアターKERA・MAP「キネマと恋人」@世田谷パブリックシアター

[17] 「六月大歌舞伎」@歌舞伎座

[16] 劇団四季「キャッツ」@キャッツ・シアター

[15] 悪い芝居「野生の恋」@東京芸術劇場・シアターウエス

[14] イキウメ「獣の柱」@シアタートラム

[13] オフシアター歌舞伎「女殺油地獄」@天王洲アイル・寺田倉庫G1-5F

[12] 「中之島春の文化祭2019」@大阪・ABCホール

[11] 劇団子供鉅人「SF家族」@rusu(一軒家ギャラリー)

[10] 「hymns」@博品館劇場

[9] オフィス上の空<1つの部屋のいくつかの生活>参加作品・シンクロ少女「メグ The Monster」& mizhen「小町花伝」@吉祥寺シアター

[8] M&Oplaysプロデュース「クラッシャー女中」@本多劇場

[7] OIBOKKESHI「ポータブルトイレットシアター」@アーツ千代田3331・2F体育館

[6] 神奈川かもめ「短編演劇」フェスティバル2019 フェスティバル本選@KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ

[5] PARCO「世界は一人」@東京芸術劇場・プレイハウス

[4] mizhen裏参道フェス「おわりと、」@ビラ青山

[3] 江本純子の行動作品「渇望」@北千住BUoY

[2] こまつ座「イーハトーボの劇列車」@紀伊國屋ホール

[1] 空晴+南河内万歳一座☆オールスターズ「隠れ家」 @ザ・スズナリ

​DULL-COLORED POP「福島三部作・一挙上演」/情熱を浴びるために​​


『第二部 1986年:メビウスの輪』観ました。

http://www.dcpop.org/vol20/

 

昨年『第一部 1961年:夜に昇る太陽』は観まして、福島の三兄弟が出てきますが、
第一部は長男、第二部は次男、第三部は三男にフォーカスし異なる時代を描いた連作。(企画がおもしろい。)

 

今回は第二部しか行けなさそうと思っていたのですが、観てみて…やはり第三部も行こうと。


ひとつひとつが完結し濃厚に仕上がっていると思いますが、
この作家(谷賢一さん)が調べて考えて出し切ったもの全部キャッチしてみたいという気になりました。

 

私がアートを観るのは…
テーマそのものに興味がある場合にとどまらず、
「このテーマに賭ける作者の情熱を浴びたい」
というモチベーションも大いにありえます。

 

福島原発のことを考え抜いた人が、どういう演劇をつくったのか、それが観たい、全部観たい。

 

ここで描かれていることは綿密な取材にもとづくと言えどフィクションであり、
その日・その場所にいたわけではない役者が泣いたり笑ったりすることにより、
決して、史実を報道したいわけではない。

 

「表現」から伝わるのは、もっと、よくわからんものです。
情熱とか、あるいは執念とか。
疑問とか、祈りとか。
「それ」をほっとけない何か。描かずにいられない、語らずにいられない、何か。

 

それを浴びることが、鑑賞ってことだと思うんです。
観て正否良悪決めなきゃいけないもんでもなし、何も感想がなくてもいいと思う。
ただ、浴びる前の自分とは何かが変わってしまうし、なんとなく近づけない人もいるよね。

 

と、後半はあいちの件にも思いを馳せて書きましたが、来週の第三部楽しみにしてます! 

​燐光群「熱海殺人事件 vs. 売春捜査官」/つかこうへいであり、燐光群である

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やーこんなことになるとは思わなかった。
つかこうへいであり、燐光群だった。

これは全然、演劇初めて見る人じゃなくて、演劇つくる側の人向けの作品。
自分だったら、つかをどうやるか?ってウズウズさせられるものだと思う。

 

 

ざっくりネタバレしますと。

「熱海」の木村伝兵衛と「売春」の木村伝兵衛が交互に出てくる(熊田と大山金太郎は一人)までは予想がつくというかソノママなのですが

第三の木村伝兵衛が出てきて、これは熱海でなく沖縄、辺野古殺人事件なのだということになる。

ここからは原作「熱海」「売春」のセリフやシチュエーションは借りつつも、しっかり現代今日の話に塗り替わっていく。

いわばオマージュとかパロディ、スピンオフや新シリーズというのでもなく、

熱海殺人事件の『更新』」。こんな「古典のいじり方」があったとは度肝抜かれた。

 

しかし「売春捜査官」大好きなので、オリジナルも恋しくなった…。

つかはつかだから最高なのだけど、いろんなつかが味わえるというならそれもまた美味しくいただきたいところ。

若手の演出家がこの公演を観て、自分のつか料理を編み出して後に続いてくれたらいいなあ…。全部観るのに。

イデビアン・クルー「幻想振動」/井手さん好きです





 

井手茂太さんのこと、直視できないくらい、永遠に見ていられるくらい、好きだな…。

 

衣裳がめちゃキュートだった!

井手さんの緑&花柄オールインワンは出オチ感すらあるインパクト、靴までデコデコピカピカしててカワイイ。

斉藤美音子さんは青のワンピース、後半は赤のドレス。どちらもくっきり色が映えてアシンメトリーで予想外な裾の揺れまで目が離せない。

 

吹き矢とか、小声で「ウェスト」とか、井手さんソロで周りのエキストラが全員無視とか、挟まれるネタパートにはまんまと爆笑したわ!

おもしろさと美しさが共存しちゃってるんよ…

 

最初に知ったのはMODEのカフカプロジェクト「審判」の振付かな。


銀行のシーン、タイプ打ちと鳴りやまない電話の連続から、淡々と整然と暴れくるうような群舞が始まって終わって。斎藤ネコさん音楽もよくて息が止まったなあ。

 

揃うようで揃わない、外れるようで合流する群舞が素晴らしいのだけど

井手さん本人が踊ってるのが好きだから、デュオは贅沢でした~。

かもフェス/20分×5団体、しかも全国各地の精鋭!

かもフェス、たのしかった!
これは毎年来たい。

20分✕5団体で、どこも全国各地の演劇フェスで優勝したようなところ。
なんといっても…1000円!
映画より安い!!ここ大事!

1つお気に入りを追っかけるほうでなく、いろいろお試しで見てみたいタイプなので、こういうの求めてた。

 

なんというか勢いに負けて、劇団ヒロシ軍@長崎に一票。

エンニュイ@東京も巧かったので迷ったけど、やっぱり…リフレイン多いやつに、飽きてきたなって、思った。
自分の頭の中で「あの系列」って見えちゃうと観劇がつまらなくなる。自分の見方の問題でもあるけど。
だから一見高クオリティらしきものはほどほどに、不器用で探り探りなものをもっと見なきゃと思う。

 

そういう意味でかもフェス。世界の優れたパフォーミングアーツを紹介する、みたいな空の上のアートフェスはほどほどに、もっと地続きで見逃してるものを、それは若手じゃなくてもベテランでも、よく見て回りたい。

 

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