イデビアン・クルー「幻想振動」/井手さん好きです
井手茂太さんのこと、直視できないくらい、永遠に見ていられるくらい、好きだな…。
衣裳がめちゃキュートだった!
井手さんの緑&花柄オールインワンは出オチ感すらあるインパクト、靴までデコデコピカピカしててカワイイ。
斉藤美音子さんは青のワンピース、後半は赤のドレス。どちらもくっきり色が映えてアシンメトリーで予想外な裾の揺れまで目が離せない。
吹き矢とか、小声で「ウェスト」とか、井手さんソロで周りのエキストラが全員無視とか、挟まれるネタパートにはまんまと爆笑したわ!
おもしろさと美しさが共存しちゃってるんよ…
最初に知ったのはMODEのカフカプロジェクト「審判」の振付かな。
銀行のシーン、タイプ打ちと鳴りやまない電話の連続から、淡々と整然と暴れくるうような群舞が始まって終わって。斎藤ネコさん音楽もよくて息が止まったなあ。
揃うようで揃わない、外れるようで合流する群舞が素晴らしいのだけど
井手さん本人が踊ってるのが好きだから、デュオは贅沢でした~。
かもフェス/20分×5団体、しかも全国各地の精鋭!
かもフェス、たのしかった!
これは毎年来たい。
20分✕5団体で、どこも全国各地の演劇フェスで優勝したようなところ。
なんといっても…1000円!
映画より安い!!ここ大事!
1つお気に入りを追っかけるほうでなく、いろいろお試しで見てみたいタイプなので、こういうの求めてた。
なんというか勢いに負けて、劇団ヒロシ軍@長崎に一票。
エンニュイ@東京も巧かったので迷ったけど、やっぱり…リフレイン多いやつに、飽きてきたなって、思った。
自分の頭の中で「あの系列」って見えちゃうと観劇がつまらなくなる。自分の見方の問題でもあるけど。
だから一見高クオリティらしきものはほどほどに、不器用で探り探りなものをもっと見なきゃと思う。
そういう意味でかもフェス。世界の優れたパフォーミングアーツを紹介する、みたいな空の上のアートフェスはほどほどに、もっと地続きで見逃してるものを、それは若手じゃなくてもベテランでも、よく見て回りたい。
PARCO「世界は一人」/一人
さみしくて、可笑しくて、近くて、遠い。
これは何だろう?「私」だったのだろうか。
自己愛と自己嫌悪を毛布にくるんで潜り込み、
真っ暗になりながら空や海を見通すような。
幸福に導かれない物語を、音楽がなだめて誤魔化すような。
世界は一人。色々な気持ちを思い出した。
一人ということは、それでもなぜか美しい。
「世界は一人」
mizhen「渋谷区神宮前4丁目1の18」/おわりちかづく
mizhen 裏参道フェス『おわりと、』
来週取り壊されるアパートの、最後の9日間に開催しているアートフェス。
表参道のアップルの角曲がった先でこんなことが起きてるなんて。別世界への突入感凄かった。
17日までで、開演21時の回などあり仕事終わりでも行きやすいのでぜひ。
mizhenの二人芝居「渋谷区神宮前4丁目1の18」は、
レトロな物件をリノベして可愛いギャラリーにしちゃった、みたいな見た目をしておいて、酸っぱさや苦味を混ぜて緑色になった、お化け屋敷のような仕上がり。
部屋も人物も、ちょっと可愛いけど死のにおいがして、怖みです。
奇遇なことが2つ。
作品に結婚式(のリハーサル)がいっぱい出てきますが、このアパートのすぐ裏に、数年前にめっちゃイベントの仕事してた結婚式場が位置しております。
もう潰れちゃったかな、とついでに見に行ったら、燦然と輝いてました。
あと、このアパートが取り壊されるのは18日で、私の誕生日です。
死んだり生まれたり生き延びたり生まれ変わったり、と、そういうことが目の前や隣や内側に繰り返される。静かな目まぐるしさと言いますか。死とか生とか、ふだん手触りを感じにくいものの気配が濃くなる良い夜でございました。
【舞台の見方】#3 公演情報を探す
何かしら舞台を見てみたいが、
「どこで何をやっているのか、それをどうやって調べたらいいかわからない」という声をよく聞く。
非常に記事数が多く、ジャンルが広く、ニュースが早い。
私はSNSでフォローして、毎日流れてくるナタリーのニュースを見て「この公演は見なければ!」とビビッときたものをスケジュールや観劇(見るつもり)リストにメモっています。
プレスリリースを拾ったような端的な記事が多いので、ここで興味を持ったらさらに公式サイトや他の紹介記事を調べてみるとイメージが膨らむかも。
<しのぶの演劇レビュー>
アート・カルチャー幅広くカバーするCINRA。
特にメディアミックス系というか、著名な音楽アーティストが参加する作品や、アートフェス参加作品のピックアップ多め。
結果、演劇を初めて見る人でもなんとなく楽しめそうな作品が多く見つけられると思う。インタビューも複数ジャンルのアーティストを組み合わせたりしておもしろい。
<エントレ>
なんといっても動画が豊富!
とくにミュージカルの製作発表会やゲネプロでは歌唱シーンも公開されるのでありがたい。
あと運営は劇団☆新感線をかかえるヴィレッジということもあり、制作者向けのコンテンツもちょこっとあり。
<プレイガイド(ぴあ・イープラス・ローソンチケットなど)>
各種プレイガイドのTOPから、「演劇ジャンル」を検索する。単に公演一覧が見たいならこれが一番網羅的でしょう。
以下のような演劇特化コンテンツもありますが、注目する公演は似通ってきますね。。
げきぴあ http://community.pia.jp/stage_pia/
ローチケ演劇宣言! https://engekisengen.com/
あと、週刊誌Weeklyぴあの復活として期待される「ぴあアプリ版」も今後充実していくかと。
<演劇キック>
なんというか、雑誌の演劇ぶっくもですが、デザインが賑やか(笑)
作品というより、俳優や演出家など「人」に寄ったコンテンツが多いですね。
どちらかというと演劇を好きになったばかりの人が読んで楽しいメディアかな。
<CoRich舞台芸術>
プレイガイドが一番網羅的とは思いますが、プレイガイドに委託しない小劇場系劇団も多くあり。そんな劇団がみんなお世話になっているのがこりっち。
これは劇団が情報登録して公演ページを作り、そこからチケット申込みシステムも安価で作成できることがメリット。つまり小規模な公演の情報が多く集まります。
あくまでも公演情報ポータルで紹介記事はありませんが、ユーザーのクチコミが多少参考になるかも?
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まずはライトに初心者がアクセスできるWEBサイトを紹介しました。
また、一回公演に行くと、近しい公演(出演者の次回公演など)のチラシをいっぱい持って帰ることがあると思います。よく観劇する人はチラシのみで興味のある公演を見つけることができますね。
ただ、私はいろいろばらばらなジャンルを見てみたい衝動を常に持っているので、いろいろなメディアのSNSやメルマガをフォローしまくって、広く浅く流し読んでいます。(チラシはかさばるので「積ん読」状態になってしまう・・・)
最近悩んでいるのが、東京以外のエリアの公演情報が見つけにくいこと・・・
大阪に行くときはこちらを参考にします。
<Daily Fringe Guide Osaka>
こういったエリアごとのポータルは全て発見できていないので、要リサーチです。