ナイロン100℃「消失」/虚しくて涙も出ない
「どんどん壊れていくのに、新しく生まれてはこないんですよね」
という台詞が秀逸で、絶望を串刺しにして一皿にまとめたみたい。
今年はもう悲しい作品は見れそうにない気分…。
でもまた再演されるだろうな。
SFがフィクションでなくなっていく、しかも望んでないことばかりが身近になっている感じ、さいきん多い。
隣の席の女性二人連れが、
「これは架空の国の話だよ」
「そうなの?未来か、過去の話だと思った」
と話していたのがおもしろかった。
下北沢・本多劇場にて。12/27まで。